INXの今後はいかに!? デジタル証券業界のIPOラッシュが到来🚀。tZERO・Securitizeに続くのか? Republic・INX

2026年はデジタル証券プラットフォームのIPOラッシュ
世界のデジタル投資 2026.02.09
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読者の皆さま、こんにちは。

前回はRepublic社がINXを買収したことにより、INXトークンの上場廃止について触れました。

“INXトークンの上場廃止決定、Republic社の戦略的再編。Form 6-Kを読んでみよう”
(Link)

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今回のニュースレターでは、他のプレーヤー: tZERO、SecuritizeのIPO動向をみながら、「Republic(INX)もIPOするのかな? しないのかな?」と想像する機会になるかと思います。

2025年後半頃から、デジタル資産市場の進化が新たなフェーズへと突入しました。トークン化プラットフォームが、既存の金融市場と肩を並べるべく「公開企業」への道を歩み始めています。

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1) tZEROが2026年のIPOに向けた準備を本格化

2025.10.27、デジタル資産のインフラ提供で知られるtZERO Group, Inc.は、新規株式公開(IPO)を目指す計画を公表しました。

同社は、ブロックチェーンを活用したマルチアセット・プラットフォームの運営を拡大させるため、パブリック市場での足場を固める方針を打ち出しています。

これまでの資金調達額は約2億ドルに達しており、主要株主にはニューヨーク証券取引所の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)も名を連ねています。IPOを目指す同社の姿勢は、デジタル証券市場の成熟を象徴する動きと言えます。

・戦略的な市場拡大: 伝統的な金融インフラとデジタル技術の融合を加速させ、既存の株式や不動産などの資産を効率的に流通させるための「新たな規格・土台」としての地位確立を狙っている動きです。

・信頼の獲得と資本強化: 上場企業としての透明性を備えることで、機関投資家からの信用を担保し、さらなるプラットフォームの規模拡大に向けた大規模な資金供給経路を確保しようとしています。

tZEROは自社のデジタル証券TZROPトークン(A種優先株式)を発行しています。

海外のTZROPトークン保有者の間でも、「tZEROが上場したら、TZROPトークンはどうなるんだろう?」というXポストが散見されます。

TZROPトークンの権利価値はそのまま存続するのか、それともTZROPトークン保有量に応じて、IPOするtZERO株式と交換されるのか等、さまざまなコメントが飛び交っています。

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2) SecuritizeがSPAC経由でNasdaq上場へ

2025.10.28、現実資産(RWA)のトークン化をリードするSecuritizeは、特別買収目的会社(SPAC)であるCantor Equity Partners IIとの合併を通じて、ナスダック市場へ上場することを発表しました。

この取引における同社の評価額は約12.5億ドルとされており、ティッカーシンボル「SECZ」での取引開始を見込んでいます。

Securitizeは、2025年1月から9月期までの収益は5,560万ドルを記録し、前年同期比で約841%という驚異的な成長を見せている点が特筆されます。ブラックロックやモルガン・スタンレーといった大手金融機関からの支援を背景に、オンチェーン化が進む金融システムの中心的な役割を担う準備を整えています。

・成長性と市場の支持: 収益の爆発的な増加は、デジタル証券の組成に対する需要が急拡大している証左であり、資本市場におけるこの分野への期待値の高さが反映されています。

・大手金融機関とのエコシステム: 世界最大級の資産運用会社との連携を深め、伝統的な投資商品とデジタル資産の垣根を取り払うことで、業界標準となるインフラとしての立ち位置を強固にしています。

これまで、

tZEROに投資したい場合は、tZEROが発行しているデジタル証券「TZROP」を保有する。

INXに投資したい場合は、INXが発行しているデジタル証券「INX」を保有する。

では、Securitizeに投資したい場合は?というと、Securitizeは自社のデジタル証券を発行していません。

Securitizeの企業成長に投資するには、「SPICE VC」というweb3特化のベンチャーキャピタルに投資する方法がありました。

(SPICE VCについては過去記事をご覧ください。)
なお下記記事の通り、SPICEファンドはSecuritizeの株式を売却完了済みとなっています。

SPICEトークン🚀 Securitizeの株式売却完了!さらにINXがRepublicに買収される!web3特化ベンチャーキャピタルファンド

https://11shiten.theletter.jp/posts/7f5fe7c0-352d-11f0-96e9-61e4f838cdc2

しかし今回の発表の通り、SecuritizeがNasdaqに上場(ティッカーシンボル「SECZ」予定)すれば、SECZに株式投資することが可能となります。

既存の「CEPT」(Cantor Equity Partners II)を活用したSPAC上場することで「SECZ」になる予定です。気になる方は「CEPT」も要チェックです。

***

3) RepublicによるINX買収完了と次なるステップ

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続きは、3027文字あります。
  • これらの動きをどう読むか
  • Republic・INX陣営に目を向けてみると…
  • さいごに
  • 注意事項

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