INXの同業他社であるassetera社(オーストリア)🏔
続々と連携する企業Backed, Aktionariat, Republic, Ondo finance🌐業界全体で市場成長を加速

　読者の皆さま、いつもニュースレターをご覧頂きありがとうございます。

　今回は、オーストリアのデジタル証券取引プラットフォームを運営するassetera社について紹介し、assetera社が連携していっている、Backed、Aktionariat、Republic、Ondo financeの関係性を見ていきたいと思います。

　INX社をウォッチしている人は、Backed、Aktionariat、Republicについて見聞きしたことがあると思います。

　デジタル証券、RWA (Real World Asset)等の業界は今後非常に大きな成長が見込まれており、2021年の世界経済フォーラムレポートによると、分散型台帳技術による金融業界のディスラプトされる市場規模は866兆ドル(約9京円)と見積もられています。数字の正確性はわかりませんが、とにかく今後の成長規模はとてつもなく大きいでしょう。(下図参照)

(参考)coindeskより;　世界経済フォーラム2021年レポート;

　上記の通り、デジタル証券、RWAの市場規模は非常に大きいため、その業界成長は少数の企業だけではなく、複数の同業企業が業界成長を進めていくといわれています。

　INXだけでなくassetera社の動きをみることはINXホルダーにとっても何か気づきがあるものと思います。

　assetera社はオーストリアの規制に準拠したデジタル証券取引プラットフォームとして、証券、ファンド、マネーマーケット商品などのトークン化された資産の取引を提供しています。

　MiFID II（第2次金融商品市場指令）とVASP（仮想資産サービスプロバイダー）の両方のライセンスを保有しており、さらに暗号資産市場規制法（MiCA）の基準に適合していくことを発表しています。 MiCAに適合することで欧州(EU)全域でのサービス提供が可能になる予定です。

2024年12月に、Backed社によりトークン化された NVIDIA株式(bNVDA)、Coinbase株式(bCOIN)、S&P500(bCSPX) がasseteraプラットフォーム上で取引可能となっています。

このBackedによってトークン化された各種bToken (bNVDA, bCOIN, bCSPX)は、下図の通りasseteraの取引プラットフォーム上で取り扱われていることが確認できます。まだまだ取引ボリューム、流動性は乏しい状態です。

■bNVDA

■bCOIN

■bCSPX

Backed社のbTokenは、INXプラットフォーム上でも取り扱われています。

■bNVDA

上記のポストは、2024年9月のものであり、2024年10月頃に上場予定といわれていた bAAPL、bVSPX、 bIB01は少し遅れているようです。

以上のように、Backed社のbTokenは、assetera社にもINXにも取り扱われています。また、この2社の類似点は BackedのbToken取扱いだけでありません。

以下のAktionariat (DAKSトークン) についても同様です。

Aktionariat社のDAKSトークンは2021年8月に発行されたもので、同社の株式を表し、スイスの分散型台帳技術(DLT)法に基づくトークン化資産です。

70社以上の企業をトークン化し、3万人以上のユーザーがそのエコシステムに参加しています。

 そのAktionariatのDAKSトークンが、オーストリアのデジタル証券取引プラットフォームであるassetera社でも取扱われています。

そして同様に、このAktionariatの株式トークンであるDAKSは、INXプラットフォームでも取り扱われています。(こちらも取引はほぼ無しの状態ですが)

いかがでしょうか、徐々にassetera社とINX社、関連する企業の構図がイメージできてきたと思います。概略図を書くと以下のようなものです。