これ1本でわかる!SEC新委員長に任命!ポール・アトキンス氏とは。2025年から機関投資家の莫大な資金が動くか!?

次期SEC委員長に任命されたポール・アトキンス氏は、自身のコンサル会社や米国デジタル商工会議所、Securitizeを通して活動中!業界を静観していた機関投資家たちも大きく動き出すか!
世界のデジタル投資 2024.12.06
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 皆さんいつもご覧いただきありがとうございます。

 米国の次期大統領トランプ氏により、次のSEC委員長が任命されました。それはポール・アトキンス氏です。

 今回ポール・アトキンス氏に関する情報を整理しました。この記事をみれば、今後の証券規制の見直しにかかる期待が膨らむことでしょう。

 そして、暗号資産やトークンに関する規制の行く末を静観して、動けずにいた機関投資家たちの莫大な資金が2025年以降で動き出す可能性があります。

 それでは、ぜひご覧ください↓↓

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はじめに、つたえたい結論

1. 次期SEC委員長ポール・アトキンスは暗号資産、トークンに肯定的

2. ポール・アトキンスはすでに彼のコンサル会社やデジタル商工会議所、Securitizeを通して、暗号資産、デジタル証券の普及に活躍中

3. 新たなSEC体制のもと、証券規制が明確化されれば、機関投資家や大企業の巨大なお金が流れ込む可能性大

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1. 米国証券取引委員会SECとは

米国証券取引委員会は、米国連邦政府の独立機関で、証券市場の監督と規制を行う機関です。英語では、Securities and Exchange Commissionといいます。略してSECです。

米国で証券を発行する企業はこのSECに認可を受ける必要があります。

SECは5名の構成となっています。
委員長が1名、委員が4名の構成です。

現在のSEC委員長はゲーリー・ゲンスラー氏です。

あとで紹介しますが、このゲーリー・ゲンスラー委員長のもとで、暗号資産業界は多くの争点、訴訟を繰り広げています。

SEC委員は以下のようにして決定されます。

この一番最後にあるように、次期大統領トランプ氏は、次のSEC委員長にポール・アトキンス氏を指名しました。

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3. SEC新委員長、ポール・アトキンス氏

ポール・アトキンスは、2002 年 にジョージ・W・ブッシュ大統領によってSECの委員に任命された経歴をもちます。当時のSEC委員としての任期は、2002年8月 - 2008年8月でした。

そしてこの度、次期大統領トランプは、次のSEC委員長にポール・アトキンスを指名したのです。

SECの歴代名簿はこちらから確認することができます。
ジョージ・ブッシュ大統領時代に、アトキンス氏がSEC委員だったことがわかります。

ポール・アトキンスの代表的な活動を紹介します。

・ニューヨーク市で弁護士としてキャリア開始し、米国および海外のクライアントのために、公募および私募証券の発行や合併および買収を含む幅広い企業取引に注力してきた実績

・そしてリスク管理コンサルタント会社のパトマック・グローバル・パートナーズのCEO兼創設者

・さらに、米国デジタル商工会議所(THE DIGITAL CHAMBER)の顧問を務めている

・さらにさらに、デジタル証券プラットフォーム;Securitizeの諮問委員会メンバーも務めている

ポール・アトキンスは新しいテクノロジーの普及に肯定的であり、昔ながらの証券規制を頑なに守ろうとするのではなく、時代に即した規制のあり方に見直すようなタイプといわれています。

ポール・アトキンスが活動している下記についてそれぞれ紹介します。
・パトマック・グローバル・パートナーズのCEO兼創設者
・米国デジタル商工会議所(THE DIGITAL CHAMBER)の顧問
・デジタル証券プラットフォーム;Securitizeの諮問委員会メンバー

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3. PATOMAK GLOBAL PARTNERS

https://patomak.com/

https://patomak.com/

ポール・アトキンスが創設しCEOをつとめる、リスク管理コンサルタント会社のパトマック・グローバル・パートナーズは、多くのアドバイザー、コンサルタントが在籍しています。

パトマック・グローバル・パートナーズの顧客には6つの業種があります。

1.銀行業
2.商品、デリバティブ市場
3.消費者金融とフィンテック
4.暗号通貨とデジタル資産
5.グローバルディールメーカーと投資家
6.証券市場

です。

それぞれの詳細も掲載します。

1つ目の銀行業の対象クライアントには、各種銀行、信用組合から、国際信託会社や国際銀行まで幅広くサービス提供されています。

2つ目の商品・デリバティブ市場の対象クライアントには、市場取引に関するディーラーやアドバイザー、ブローカーなど、幅広くサービス提供されています。

3つ目の消費者金融とフィンテックの対象クライアントには、電子商プラットフォームから保険会社、小売決済会社などにサービス提供されています。

4つ目の暗号通貨とデジタル資産の対象クライアントには、暗号通貨取引所、ディーファイ プラットフォーム、トークンプロジェクト、フォーチュン500企業などにサービス提供されています。

5つ目のグローバルディールメーカーと投資家の対象クライアントには、エネルギー企業、ベンチャーキャピタルファンド、国際金融機関などにサービス提供されています。

6つ目の証券市場の対象クライアントには、資産運用会社、機関投資家、上場企業などにサービス提供されています。

以上のように、ポール・アトキンスのコンサル会社、パトマック・グローバル・パートナーズの顧客には、金融業から証券業まで幅広い顧客がいることがわかります。

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4. 米国デジタル商工会議所 THE DIGITAL CHAMBER

https://digitalchamber.org/

https://digitalchamber.org/

米国デジタル商工会議所 The Digital Chamberは、急成長するデジタル資産とブロックチェーン業界を教育し、擁護することを使命として2014年に設立されました。

https://digitalchamber.org/

https://digitalchamber.org/

2016年に、米国デジタル商工会議所は、連邦準備銀行、世界銀行、IMF が主催するイベントで議論を促進するよう招待されたこともあります。連邦準備銀行の議長がブロックチェーン技術について発言したのはこのときが初めてでした。

https://digitalchamber.org/

https://digitalchamber.org/

2019年には、ブロックチェーンに関する国家行動計画を発表し、米国政府にブロックチェーンの開発と革新を公的に支援するよう求めました。

バイデン大統領のデジタル資産に関する大統領令には、デジタル商工会議所の計画の多くが組み込まれていますが、まだ完全には実施されていません。米国がブロックチェーン技術で世界をリードするためには、まだやるべきことが残っているといいます。 

以上のように、米国デジタル商工会議所は非常に影響力のある活動家ということができます。

2020年3月、米国デジタル商工会議所は、ポール・アトキンスを顧問とすることを発表しました。

https://digitalchamber.org/

https://digitalchamber.org/

米国デジタル商工会議所のメンバー紹介ページのトップにポール・アトキンスが掲載されています。

https://digitalchamber.org/

https://digitalchamber.org/

米国デジタル商工会議所が2024年6月に発表したレポートは非常に興味深いものです。

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続きは、4957文字あります。
  • 5. デジタル証券プラットフォームSecuritizeの諮問委員会メンバー
  • 6. 本格的に流れ込む機関投資家のお金
  • さいごに
  • 注意点

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