見分けがつかないAI生成動画。世界中で必要となるConstellation Digital Evidence✅

何が非現実で、何がホンモノか、見分けがつかない社会
世界のデジタル投資 2025.06.11
読者限定

読者の皆さま、いつもニュースレターをご覧頂きありがとうございます。

今回は2025年5月に発表された、Googleの動画生成AI「Veo3」を発端にConstellation Network(DAG)のサービスに触れていきたいと思います。

日々世界中でAI開発が進んでいますが、このまま進んでいくと私たちが日常で利用しているサービスがどうなっていくのか、生活にどういった影響が出てきそうか、考えてみる時間にもなれば幸いです。

分散型台帳技術(ブロックチェーン、DAG、ハッシュグラフ等)を活用したあらゆる資産や記録のトークン化・オンチェーン化は、これからのAIやロボット、自動運転、RWA(現実資産)トークン化などと密接な関係があります。

デジタル証券(セキュリティトークン)に興味関心がある方にとっても今回の情報は大事な観点になると思います。

***

Googleの動画生成AI「Veo3」とは

https://deepmind.google/models/veo/

https://deepmind.google/models/veo/

Veo」は、GoogleのAI研究部門であるDeepMindが開発した最新の動画生成AIモデルです。

テキストによる指示をするだけで、高画質で自然な動きを表現した動画を生成できます。

最大の特徴は、物理法則に基づいた自然な動きの表現や、人間の表情・動作を精密に再現する能力を持つ点です。

既存のVeo2モデルでは、最大4Kまでの解像度の動画を作成できます。

そして2025年5月に「Veo3」が発表されました。

従来のVeo2→Veo3のアップデートの最大の特徴は、動画に「音声付き」で生成できるということです。

Veo3で生成された動画サンプル

Googleの5月21日のポストにVeo3で生成された動画が掲載されています。

この男性がしゃべる映像も、しゃべっている声もVeo3を利用して生成された動画です。

生成動画AIによって「作られた映像」だということを知らない人がみれば、本物の人間がしゃべっていると見間違えてしまうことだってあるでしょう。

https://x.com/Google/status/1924893837295546851

https://x.com/Google/status/1924893837295546851

ビデオ生成のサイレント時代に別れを告げましょう。

ネイティブオーディオ生成機能を備えた Veo 3 をご紹介します。 🗣️
Veo 2 から品質が向上し、キャラクター間の会話、効果音、バックグラウンド ノイズを追加できるようになりました

Veo 3は、米国のGoogle AI Ultra加入者向けに@GeminiAppで現在利用可能です。

Google DeepMindのwebサイトには他にもいくつかの動画が掲載されています。気になる方はアクセスして再生してみてください。

https://deepmind.google/models/veo/

https://deepmind.google/models/veo/

AI生成動画はいずれ本当に見分けがつかなくなる

AIによって生成された動画は刻々とレベルアップしていきます。いずれ数年以内には本当に撮影されたものなのか、作られたものなのか、見分けがつかなくなるだろうとも言われています。

そうなった時に「本物の映像・記録」に必要となってくるのは以下の要素です。

・いつ撮影されたのか
・どこで撮影されたのか
・どのデバイス(機器)で撮影されたのか
・誰が撮影したのか (場合によっては"誰が"まで必要になる)

上記のような証拠(エビデンス; Evidence)がない場合には、たとえその映像・記録が本物(現実)であるとしても、公的・社会的には本物といえない、そんな社会になり得るのではないでしょうか。

ブロックチェーンで本物(現実)であることを記録する

撮影機材やスマホで撮影された本物であることを履歴として残す必要が生じ、そのときに活用されるのが分散型台帳技術(ブロックチェーン等)となります。データおよび作成履歴の改ざんがされないことはもちろん、その記録をオープンに誰からでも確認できるということが求められます。

ブロックチェーン上にさきほど列挙していた各情報を、撮影機材・スマホ等の固有デジタルIDと紐付けすることになるかもしれません。

たとえば、現在のテレビカメラ取材映像も上記のような撮影記録は存在するはずです。(テレビ局がしっかりと紙の記録やパソコンで記録しているかどうかは定かではありませんが)

(例)
・2025年5月21日に
・アメリカのニューヨーク xxストリート (経度xx, 緯度xx)
・撮影機材No.xxx、メーカーxxx
・撮影者; xxx

テレビカメラ取材でも、そして映画の撮影でも、さらには多くの人々が日常的に撮影する写真も動画でさえも、デジタルなエビデンスをブロックチェーン上に記録する仕組みが導入されるかもしれません。

または、AIで生成されたということをブロックチェーンに記録する仕組みが導入されるかもしれません。

さきほどまでは固有のデバイスIDに撮影記録などを紐付けすることをイメージしていましたが、反対に、「この映像・記録はAIによって生成されたものです」というエビデンスが紐付けされる可能性もあります。

AIがどんどんレベルアップし、普及していってしまう社会では、上記のようなデジタルなエビデンスが必要となるのは時間の問題ではないでしょうか

そんな「デジタルなエビデンス」を記録として残す仕組み、サービスが2025年からリリースされています。

それを提供するのがConstellation Network (ネイティブトークン; DAG)です。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、2800文字あります。
  • Constellation Digital Evidence
  • 「この動画、写真は本当なのか?」
  • 現場そのものを作り込まれたら・・・
  • さいごに
  • 注意事項

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