Panasonic(北米)とConstellation Network($DAG)が公開する、グローバルバッテリーパスポートに向けた施策!?世界中のモビリティ企業が加盟するGBA, MOBI

2024/10/24、Constellation Networkが開催するイベントで全世界に公開される内容とは
世界のデジタル投資 2024.10.23
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いつもニュースレターをご覧頂きありがとうございます。

今回は2024/10/24にConstellation Networkが開催するイベント「HyDef」について、北米Panasonicと共に取組んでいる内容は何なのか、を推察してみたいと思います。

https://constellationnetwork.io/

https://constellationnetwork.io/

Constellation Network ($DAG)が「実社会で構築され、普及していくプラットフォーム」ということが目前になってきている気がします。

最近では、Constellation Networkを基盤として稼働し、デジタル広告業界の在り方を刷新する Alkimi Exchange ($ADS)も目に見える形で、グローバルに広告トランザクション数が増えていっています。

有名メディアやコカコーラ社がAlkimi Exchangeを活用し始めるなど、「デジタル広告業界での実社会展開」が進んでいます。

https://www.alkimi.org/

https://www.alkimi.org/

今回はこれからの電気自動車社会に大きな影響を与える、バッテリー市場、バッテリートレーサビリティ、のジャンルにも触れてみたいと思います。

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HyDefとは

https://stardust-collective.org/HyDef-Conference

https://stardust-collective.org/HyDef-Conference

HyDefとは、Constellation Networkが開催するカンファレンスのことである。

会場は米国カリフォルニアで、2024/10/24に開催される。

カンファレンススポンサーには Panasonic (北米)。

Constellation Network共同創設者のAltif氏はこのように語っている;

私たちのMetagraphアプリケーション・レイヤーは公開されたばかりで、ハッカソンの勝者、パートナー企業、そして私たちの進歩を紹介する絶好の機会です。

このユニークな形式で業界をひとつにまとめ、アイデアを共有し、共に協力し、共に作り上げることができる機会を楽しみにしています。」
https://stardust-collective.org/HyDef-Conference

https://stardust-collective.org/HyDef-Conference

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HyDefで公開されるPanasonicとの協力関係

下図はMedium記事からの抜粋である;

待望のコンステレーションとパナソニック協力関係の詳細の公開です。

両社が共同で行っている作業は、コンステレーションの技術とブロックチェーンで保護されたエッジコンピューティングを、意味のある形で世界に大量に提供できる可能性を秘めています

意味のある形で世界に大量に提供できる可能性」という言葉が使われている。

これは言い換えれば、冒頭で述べていたような、
Constellation Network ($DAG)が「実社会で構築され、普及していくプラットフォーム」ということが目に見えて公開されると予想している。

このConstellation Networkと協働しているのは、北米Panasonic (North America)である。

https://na.panasonic.com/

https://na.panasonic.com/

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Panasonicは家電だけではない。グローバル展開するバッテリー事業

みなさんがご存知の「家電メーカ、Panasonic」ももちろん世界中で有名だが、Panasonicは「Panasonic ENERGY」というバッテリー・エナジーソリューション事業を世界中で展開している。

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Panasonic ENERGYとは

https://www.panasonic.com/jp/energy/

https://www.panasonic.com/jp/energy/

Panasonic ENERGYの事業は以下の通り;

上図のように、電池・バッテリー事業をグローバルに展開している。

今回特に、モビリティ・エナジー事業の「車載用リチウムイオン電池」に注目したい。

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車載用リチウムイオン電池

例えば、みなさんご存知のTESLAの電気自動車はPanasonicのリチウムイオン電池を採用している。

https://www.tesla.com/

https://www.tesla.com/

下図の「2170」や「4680」はPanasonicのリチウムイオン電池の型式を示す。

https://www.techno-producer.com/column/tesla-battery-strategy/

https://www.techno-producer.com/column/tesla-battery-strategy/

https://response.jp/article/2022/07/14/359672.html

https://response.jp/article/2022/07/14/359672.html

Panasonicは、2022年7月に、米国カンザス州に車載用リチウムイオン電池を製造する工場を新設すると発表した。

北米Panasonicのホームページにも下図のように掲載されている。

https://na.panasonic.com/panasonic-energy

https://na.panasonic.com/panasonic-energy

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北米Panasonicが建設中の最先端・最新鋭のカンザス工場

https://news.panasonic.com/jp/stories/15730

https://news.panasonic.com/jp/stories/15730

https://news.panasonic.com/jp/stories/15730

https://news.panasonic.com/jp/stories/15730

ここで、Panasonic ENERGY 北米社長アラン氏のコメントのいくつかを抜粋する;

パナソニックグループがカンザス州デソトに建設している車載用リチウムイオン電池工場は最先端・最新鋭の工場です。
2022年11月に着工、2024年度中の生産開始を目指している
今、北米では、環境規制強化を背景にEV化の加速が見込まれています。
また、アメリカでは長距離移動のニーズが高いことから、当社の強みである高容量化技術を最も生かせる市場だと言えます。
さらにトラック、電車、バスなども含めると、車載用リチウムイオン電池としては非常に大きな市場です。

https://news.panasonic.com/jp/stories/15730

https://news.panasonic.com/jp/stories/15730

多くのお客様がおられる北米で、材料の調達から生産まで一貫して行うことで、サプライチェーンにおけるカーボンフットプリント(CFP)(※2)を徹底的に下げることも可能になります。

車載用リチウムイオン電池の生産も、CO2排出を伴うことを認識しています。特に、電池の生産により排出されるCO2のうち、実に9割近くが製造工程以前の資源採掘、原料加工、材料の物流のプロセスで排出されているという事実もあります。

だからこそ、私たちは電池の生産はもちろんのこと、材料の調達からリサイクルに至るまで、全てのプロセスにおいて、環境負荷の軽減に徹底して取り組むことに全力を注いでいるのです。
私たちパナソニックには、まず私たち自身が車載用リチウムイオン電池の生産者として、気候変動問題と戦う先駆者となり、私たちの工場はもちろん、さらにはサプライヤーと協力してサプライチェーン全体でCO2排出量を削減する責任があると考えています。

以上のように、Panasonicはリチウムイオン電池が製造される全プロセス、そして使用後のリサイクルプロセスまでもトレースして、環境負荷低減に努めることを表明している。

この「トレース」、記録を残す・追いかける、というところで重要となるのが、どのように記録するか、どのように改ざんを防ぐかというのがポイントとなる。

そのトレーサビリティを確実なものとする根幹に利用されると予想するのが、Constellation Networkである。

「The standard for Government」を掲げ、米軍や政府機関とも連携しているConstellation Networkを、エンタープライズのPansonicも採用しているのではないだろうか

https://constellationnetwork.io/enterprise/

https://constellationnetwork.io/enterprise/

Zero Trust Networks & Data Interoperability is Paramount(ゼロトラストネットワークとデータの相互運用性が最も重要)

ゼロ トラスト ネットワークは規制要件になりつつあり、データのリアルタイムレポートはコンプライアンス測定の手段となっています。
管理システムとオペレーター間のシームレスで迅速な公証済みデータ統合は、ワークフローの妨げになっています。

リチウムイオン電池を大量生産するPanasonicカンザス工場でも、データのリアルタイムレポートが必須であろう。

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Panasonicも加盟済みのGlobal Battery Alliance(GBA)

https://www.globalbattery.org/

https://www.globalbattery.org/

GLOBAL BATTERY ALLIANCE、略称GBAは、2030 年までに持続可能なバッテリー バリュー チェーンを確立することを目的として、2017 年に世界経済フォーラムで設立された官民連携プラットフォームである。

GBAには多くのグローバル企業が加盟しており、世界中で共通仕様として利用できるバッテリーパスポートの規定を進めている。

https://www.globalbattery.org/battery-passport/

https://www.globalbattery.org/battery-passport/

GBAは、バッテリーパスポートの実用可能性を実証するために、2022年に鉱山から自動車メーカーまでのバリューチェーン全体をカバーするメンバーを動員し、共同で概念実証を確立しました。
完全にスケーラブルでグローバルなバッテリーパスポートインフラストラクチャを設計するには、企業、IT ソリューションプロバイダー、規制当局、監査人、公的機関、国際機関、非政府組織を結び付けて関与させるエコシステムアプローチが必要です。
このエコシステムのビジョンと構築のロードマップは、2020 年に GBA によって策定されました。

このGBAにPanasonicは2023年に加盟している。

https://www.globalbattery.org/about/members/

https://www.globalbattery.org/about/members/

GBAには、電池関係企業や自動車製造企業だけでなく、材料を提供する鉱山企業や世界中の商社など、さまざまな企業が加盟している。(日本でいうと、商社/Marubeniや、重機械メーカ/Komatsuなども)

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GBAバッテリーパスポートの全体イメージ

GBAのwebサイトに、バッテリーパスポートを紹介するイメージ動画がある。
そこからいくつかの画像を抜粋し、全体イメージを共有する。

▼まず現実世界のバッテリーをデジタルツインであらわす

▼そしてそのバッテリーに関する全情報・データをクラウドで管理する。

▼電池の原料となる鉱物の採掘(Mining)に関するデータからもトレースする。

▼その後のバッテリー工場での製造データはもちろん。

▼電気自動車(EV)製造過程までもトレースする。

▼そしてどの自動車(ビークルID)にどのバッテリーが搭載されているかまでもトレースする。

▼そして電池のリユース、リサイクルまでもトレースしていく。

▼数年後には、このようなトレーサビリティ確立に準拠できない企業は選ばれなくなっていく。

▼消費者も、バッテリーパスポートの証跡・記録を確認できることで、安心して新車や中古車の売買が可能となっていくだろう。

以上がGBAが取組むバッテリーパスポートの全体像である。

***

GBAには、あのMOBIも加盟、つまり...

https://www.globalbattery.org/about/members/

https://www.globalbattery.org/about/members/

MOBIについては過去記事でも紹介した。(以下リンク参照)

MOBIには世界中の自動車製造に関わるメジャー企業が参画している。(上記の過去記事を参照)

そして、

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続きは、2375文字あります。
  • つまり予想すると、GBA ← Panasonic & MOBI ← Constellation Network ($DAG) という構図
  • 実社会で構築・活用されるweb3。モビリティ業界を図示!
  • DLTプラットフォームがネットワーク利用料として法定通貨をかき集める新たな世界
  • さいごに
  • 注意事項

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