Gartner社のハイプサイクル(2019,2020,2021,2022)でみるBlockchain, STOの立ち位置と移ろい
1) 毎年更新されるGartner社のハイプサイクル
2) BlockchainやToken化が現在どのような立場と捉えられているかここ数年分を俯瞰
3) 企業、個人に関わらず、このような社会的イメージ図をみて行動に移す人が多い
★ひと言★
人間は論理的な面もあれば楽観的イメージで行動を取ることもある(逆に行動しないことも)
▼1. Gartner社のハイプ・サイクルとは
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ハイプ・サイクルは、テクノロジとアプリケーションの成熟度と採用状況、およびテクノロジとアプリケーションが実際のビジネス課題の解決や新たな機会の開拓にどの程度関連する可能性があるかを図示したもの
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テクノロジやアプリケーションが時間の経過とともにどのように進化するかを視覚的に説明することで、特定のビジネス目標に沿って採用判断のために必要な最適な知見を提供
▼2. BlockchainやToken化が現在どのような立場と捉えられているかここ数年分を俯瞰
以下に2019年,2020年,2021年,2022年のハイプサイクルと短文での要約を添付する。
[2019年]
・2019年において、ブロックチェーンはハイプ・サイクルの幻滅期の谷底へ向かっている
・今後ブロックチェーンの特徴を生かした実用的なユースケースの展開が広がることによって、2021年までにブロックチェーンは幻滅期から脱し始める。
[2020年]
・2020年において、ブロックチェーンはハイプ・サイクルの幻滅期の谷底へさしかかる。
・2019年からブロックチェーンの実用化が進むにつれて2020年版では「ブロックチェーンによるトークン化」「非中央集権型アプリケーション」などの要素が追加されている。
[2021年]
・2021年において、ブロックチェーンはハイプ・サイクルの幻滅期の谷底に。
・「非中央集権型アプリケーション」も幻滅期の谷底へ到達。
・NFT(非代替性トークン)は過度な期待のピークにある。
[2022年]