データ爆増社会を支える、Constellation Network。大口が87%保有するネイティブトークンとは。米軍・Common Crawl・パナソニック
読者の皆さん、いつもご覧いただきありがとうございます。
2025年、新年明けましておめでとうございます。本レターが2025年1本目となります。引き続き配信を継続していきたいと思いますので、2025年もどうぞよろしくお願いいたします。
2024年後半も、2025年始も、X(旧Twitter)などのSNSでは、「ビットコインが10万ドルを超える!」「もっと上がる!」といった言葉が飛び交っています。

上記のビットコイン価格チャートを見ると右肩上がりとなっており、今後も上がり続けるのか、下落するのか先は読めません。
この先も「ビットコインを保有しておいてよかった」という、値上がり益に喜ぶ声も出続けるかもしれません。「あの時買っておけば... 」という後悔の声も聞こえてくるでしょう。
私個人としてはビットコインを保有することに懐疑的です。
ビットコインのマイニングでは膨大な電力が消費されており環境にも悪いでしょう。
環境負荷を下げよう!と世界中で警笛が鳴らされている一方で、ビットコインを保有すべきだ!という声も大きく響いています。
「一度も改ざんされていない!デジタルゴールドだ!」と世界中のメディアや金融機関が持ち上げている状況がいつまで続くのでしょうか。
また、一般的な「投資妙味」という観点でも、ビットコインに投資したくないタイプです。
一般に投資業界のことばで、「みんなが注目している投資対象に妙味はない」というものがあります。
いまやビットコインは、日本の各暗号資産販売所、さらにはメルカリ上でも保有することができます。
そんなビットコインは、社会で使われる、社会インフラとなるネットワーク・トークンにはなっていません。
分散型台帳技術・ブロックチェーンは、今後ますます世界中でネットワークインフラとして利用されていく動きが数多くあります。
今回は「社会インフラとなるネットワーク・トークン」であるConstellation Network (ネイティブトークン;DAG) について再度紹介します。
「米国連邦政府がデジタル資産・トークンを保有している」と聞くと、どのような印象をいだくでしょうか?
下図をみての通り、米国連邦政府(Federal)は数年前からConstellation Networkと協業し、米軍内部のネットワーク、データ転送、通信などにConstellation Networkを活用しており、そのネイティブトークン「DAG」を保有し、活用しているのです。
この米国連邦政府によるDAGの活用は始まったばかりであり、今後も継続し拡大していくでしょう。
Constellation Networkは、米軍の関連組織やシステムを構築している関連大企業と数多く連携しています。

アメリカの国防、連邦政府が扱うデータはいうまでもなく、超極秘・超重要なデータであり、とても高いセキュリティ要件が必要とされます。
Constellation Networkはそんな米軍からも認められているのです。

ここからは、世界中で開発競争が起きているAI にも触れてみましょう。
言わずと知れた「ChatGPT」は、大規模言語学習に「Common Crawl」のデータセットを60%も活用しています。

Common Crawlとは、インターネットのコピーを一般の人々に無料で提供することを目的とした 非営利団体です。

https://commoncrawl.org/
インターネット上のデータをCommon Crawlがクロールし、毎月あるいは四半期ごとに新たなクロールデータが保存、蓄積されています。
その蓄積されたデータは、世界中のAIが機械学習に活用しています。また、AIだけでなく、世界中の研究・開発機関、大学もそのデータを活用しています。

もはや想像もできない、9ペタバイトものデータを扱うCommon Crawlが、Constellation Networkを活用したデータ保管に切り替えを始めたのです。

下図のように、すでにCommon Crawlも ネイティブトークンDAGを保有し活用ています。

上図のキャプチャタイミング(2024年12月頃)では、Common Crawlが保有するDAGトークンは、83DAGでした。
しかし、2025年1月8日現在、Common Crawlが保有するDAGは 317DAGに増加しています。
この保有数量はCommon CrawlがConstellation Networkを活用し続ける、つまり、DAGトークンで利用料を支払い続けることを意味します。
下図のように、Constellation Networkを活用する企業・組織はその利用料を、DAGトークンで支払うか、米ドルで支払うかを選択できます。
DAGトークンで支払うと、10%OFFとなるのです。

扱うデータ量が多ければ多いほど、この「10%OFF」という数字はバカになりません。つまり、膨大なデータをConstellation Network上で扱う企業・組織は、「DAGトークンを手に入れて、DAGトークンで利用料支払いをする」ことを選択するでしょう。
今後ますますデジタル化していく社会において、DAGトークンの需要は増していくことが予想できます。
以上のように、米軍やCommon Crawlといった大きな組織・機関がConstellation Networkを活用していっているのです。
そんなConstellation Network (DAG)の時価総額はまだまだ下位に位置します。

冒頭で触れていた「投資妙味」「みんなが注目している投資対象に妙味はない」といった観点からも、Constellation Networkは要チェックだと思っています。
今回の記事を通して、Constellation Network、DAGトークンのことが気になる方は、ぜひ以下の動画をご覧ください。