市場の9割以上を占める機関投資家のWeb3参入をサポートするnuant。国際的な格付けを行うMSCI、ゴールドマンサックスによるDatonomyカテゴライズ
1) nuantは機関投資家や金融機関のプロセスを合理化し業務効率を高めるプラットフォームを提供
2) nuantとMSCIの協業によるデジタル資産の格付け
3) ゴールドマンサックスとMSCIによるDatonomyツール
★ひと言★
無形資産の重要性は高まり、その適切な開示が必要となる社会へ
読者のみなさま、いつも当ニュースレターをお読み頂きありがとうございます。
セキュリティトークンやネイティブトークンなどの市場がイマイチ盛り上がっていない理由のひとつとして、大口の機関投資家や企業たちがまだまだ参入し始めていないということが挙げられます。
例えば日本取引所のデータによると、日本の上場株式の8割以上は機関投資家が保有しています。(グローバル目線での機関投資家割合に関するちょうどいいグラフが見つかりませんでした..)
セキュリティトークンやネイティブトークンのことを知っている個人投資家は圧倒的に少数でしょう。割合でいうと数%、1%またはそれ以下の人しか存在を知らないかもしれません。トークンという言葉を聞いても関心を抱かない人も多いのが実情でしょう。
機関投資家は"業"として、投資・運用を日々行なっており、市場のこれから、金融のこれからに関する将来のリサーチは欠かさないでしょう。「デジタル化していく社会」・「デジタルなお金」に進む将来を多くの機関投資家も認識している、そして備えているのではないか、と考えられます。
・CBDC(中央銀行デジタル通貨)の普及
・CBDC and/or ステーブルコインを使った投資・運用
・証券市場へのDLT・ブロックチェーン活用(含セキュリティトークン)
・RWA(Real World Asset)トークン化による投資商品の爆増
そして機関投資家が徹底的に管理しなければならないものが、「ポートフォリオ管理」「リスク管理」です。
今回はそんな機関投資家のWeb3投資運用への参入をサポートする「nuant」に触れてみます。
機関投資家やその他企業・組織が本格的に参入してくる前にどう動くかが、圧倒的少数派の個人投資家にとってのカギとなりそうです。
1. nuantとは
「nuant」はプロの投資家や金融機関のプロセスを合理化し、業務効率を高める包括的なプラットフォームを提供することで、その業務方法に革命を起こすことをビジョンにかかげている。
機関投資家の暗号資産ポートフォリオの効果的な管理、リスク軽減、利益最大化をサポートする革新的なツールとソリューションを提供する。
すべての金融機関が暗号資産経済の恩恵を受けるための主要なデータインフラストラクチャおよびソリューションプロバイダーになることを目標とする。
nuantはAlliance Block (NXRA)のソリューションから派生してできた組織である。Alliance BlockのRachid Ajaja氏によって設立された。
Nuant の機関専門家向け統合ソリューションは、AllianceBlock のテクノロジーを利用して、DeFi 投資ソリューションと戦略のオンチェーン実行を促進する。
AllianceBlock と Nuant の取組みは、TradFi と DeFi の橋渡しというビジョンをさらに推進する。AllianceBlock はブロックチェーンと DeFi 向けのインフラストラクチャ ソリューションの構築に注力し、Nuant はテクノロジーを活用して TradFi 向けのソリューションを機関投資家に提供することに注力する。
Nuant のプラットフォームを利用する機関投資家が増え、プラットフォームの利用数が増加するにつれて、Nuant のクライアントが直接的および間接的にAllianceBlockのNXRAトークンを利用するため、NXRAに多大な価値をもたらす。
nuantは以下のソリューションを提供する;
「リアルタイムのポートフォリオパフォーマンス可視化」
「ポートフォリオリスク管理」