【note転記済】IEEE (アイ・トリプル・イー)とは。Constellation Network(DAG)との関係性
1) 米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)
2) 電気・情報工学分野の学術研究団体であり、技術「標準化」機関
3) Constellation Networkとの関係性
★ひと言★
「規格」や「標準化」の流れは要チェック

今回はIEEEという技術標準化機関について取り上げてみる。
後半には、 IEEEと関係をもつ Constellation Network (ネイティブトークン; DAG) にも触れる。
▼IEEEとは
米国電気電子学会 (Institute of Electrical and Electronics Engineers)のこと。
略して IEEE (アイ・トリプル・イー)と呼ばれる。
・ニューヨークに本部を置く。
・対象とする分野は、通信・電子・情報工学とその関連分野に及ぶ。
・学会の目的は、電気および電子工学、電気通信、情報工学ならびに関連分野の教育的・技術的進歩である。
・専門分野ごとに計39の分科会を持ち、それぞれに会誌(論文誌)を発行している。
・2018年時点で、世界最大の学術研究団体。
・世界160か国以上に423,000人以上の会員がいる。
・電気・電子工学および情報工学の分野で世界の30%以上の文献を発行し、100以上の査読付き論文誌を出版し、1800以上の会議やイベントを後援している
▼IEEEによる標準化
・IEEEは標準化活動(規格の制定)を行っている。
・標準化に関する活動は、内部組織のIEEE Standards Association(IEEE-SA)が行っている。
・この学会が定めた規格の名称は"IEEE"で始まる。
いまや世界中でインターネットが普及し、さらに無線LANによる接続も当たり前となった。
この無線"LAN"は、Local Area Networkの略で、
家庭内や会社内部のような、「ローカルネットワーク」でのインターネット接続を実現するものである。
この無線LAN規格は、「IEEE802.11」で標準化定義されている。
無線LAN規格(IEEE802.11)以外にも複数規格があり、
総称「IEEE802シリーズ」は有名で、それに準拠した通信機器やサービスが各企業で開発、提供され、社会生活を支えている。(下表参照)
このような通信工学をはじめ、電子・情報工学での標準化活動をしているのが IEEE(SA)である。
▼IEEE802シリーズ
以下はwikipediaからの引用であるが、
IEEE802規格が整理されている。

ここで注目したいのは、一番下の行にある、
「IEEE802.24」 (スマートグリッド・IoTに関する技術諮問)、である。